日刊北海協同組合通信連載ロングラン企画 
  「水曜インタビュー」             〜今知りたいテーマを1番近くにいる人に聞く〜
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9月28日掲載
生源寺 眞一 東京大学大学院農学生命科学研究科教授

☆現代日本のフードシステムとその課題

  ▽川下の視点を強調したフードシステム論
  ▽レタスの生産、熱量ベース自給率に反映されない
  ▽高付加価値型農業への転換で2つの自給率に差
  ▽熱量ベースでは飼料自給率をそのまま反映
  ▽唯一の自給率はない
  ▽金額ベース自給率は農業振興の指針に
  ▽トレサビは畜産が生き残っていく上でのシンボル
  ▽不適正な表示では優良業者生き残れない
  ▽産直の在庫調整機能の欠如、踏まえるべき

    
9月21日掲載
大石 富一 潟Aグリスクラム北海道代表取締役社長

☆理解し合えるつながりを構築するために―

  ▽平成5年に3戸で拒蜷ホ農産を設立
  ▽経営面積196f、うち25fがだいこん
  ▽自ら選果場を持ち、差別化販売を実現
  ▽他産地の情報提供も重要、市場外流通も
  ▽硝酸態窒素減らし「清流大根」をブランド化
  ▽緑肥はさんで4年連作、5年目から牧草地に
  ▽放牧豚を導入、近く放牧酪農にも着手
  ▽多士済々の会員法人が集まった―AS北海道
  ▽伝わらなくなった「中身」を伝えるために
  ▽契約栽培のウエート増―適正価格の販売を評価

    
9月14日掲載
柳 裕 道農業信用基金協会会長理事

的確な保証機能発揮で変化に対応
  ▽公的保証機関の機能を発揮
  ▽中期計画で安定基盤確立と重点施策
  ▽担い手育成、大口案件など融資に対応
  ▽JAローンと連携強化したい
  ▽着実に基金造成、財務強化
  

    
9月7日掲載
樫田 千代司 北見地区農業改良普及センター所長

チャンスを生かし、持続的なたまねぎ産地へ
  ▽自信持った販売戦略打つには、まず安定生産
  ▽50年を超える連作、多肥栽培の弊害
  ▽直播導入、キロ60円の生産コストに風穴を
  ▽緑肥作物、輪作体系―土壌の保水力を確保する
  ▽新たなたまねぎ畑への投資も「元はとれる」
  ▽緩効性肥料活用した土壌タイプ別の施肥基準
  ▽機械費は10fでキロ10円、小規模はコスト高
  ▽量と質兼ね備えた日本一の北海道ブランドへ

    
8月31日掲載
加茂 道雄 道NOSAI会長

農業情勢に対応した制度で農業経営安定に資する
  ▽農政改革まっただ中、大役を引き受けた
  ▽現行21組合から14支庁で各1組合を検討
  ▽乳牛の胎児・子牛共済、20年がかりで導入
  ▽転作地帯で畑作物共済の加入進まず
  ▽コスト抑えるためにも当然加入は堅持
  ▽所得補償導入で農業共済の農家への影響力低下
  ▽農家の本音は「価格の下落分も補償する制度を」

    
8月24日掲載
奥成 泰之 JA共済連北海道本部長

総合保障でbPの安心を提供
  ▽自動車共済200億円達成と全国1確保
  ▽17年度重点に6項目設定
  ▽しあわせ夢くらぶで囲い込み
  ▽新規契約獲得は重要な課題
  ▽自動車共済10月に仕組み改訂
  ▽JAの推進体制確立に相談、支援
  ▽「北の大地」やマスメディア対策で支援

    
8月17日掲載
美馬 勲 JA豊頃町代表理事組合長

人間的魅力と芯の強さ、まさに天性だった
  ▽山口氏との出会いは青年部時代、人柄に感銘
  ▽柔よく剛を制す−人間的魅力は母親ゆずり
  ▽鹿追の佐藤茂氏が名指し、道連へ
  ▽旧JA乙部町の不良債権問題もストレスか
  ▽3人目の名誉組合員に―胸像完成は8月末
  ▽理想は十勝1市、そして十勝1JA
  ▽安値でだいこん減、規模拡大も影響

    
8月10日掲載
水島 俊一 道立中央農業試験場長

地域と一体となった技術の体系化を強化
  ▽18年度からの新しい研究基本計画を検討
  ▽技術普及部の活動を新計画の柱のひとつに
  ▽基本はクリーン農業、GM作物は不要
  ▽より先端的技術として有機農業を普遍化
  ▽実質的には、やはり相当難しい技術
  ▽「北海道ならでは」の期待に応える品種を
    
8月3日掲載
宮川 浩輝 道酪農検定検査協会専務理事

第2期中長期計画で酪農経営に貢献
  ▽統合後6年が経過、内外情勢変化に対応
  ▽検定は経営安定と乳牛改良の基礎
  ▽多様な検定手法を調査、検討
  ▽候補種雄牛1頭に娘牛50頭目指す
  ▽生乳検査、年間380万検体
  ▽データに基づき乳質改善支援
  ▽乳質はすでに高水準
    
7月27日掲載
干場 信司 酪農学園大学教授
☆環境への配慮こそ、本道酪農・畜産の戦略
  ▽国と同じ増産体制に向かうのは、危険
  ▽土地面積を基盤にした適切な乳量とは 
  ▽改良もバリエーションを持った方向が必要
  ▽環境基準に補助とペナルティ―北海道から
    
7月20日掲載
荒川 義人 天使大学看護栄養学部栄養学科長

☆生産と地域が一体となった北海道らしい食育を
  ▽道自治政策研修センターが16年に報告書
  ▽使われる素材はいいものでなければ意味がない
  ▽重要なのは話し合い―調整、変更も可能に
  ▽流通業者など、既存の関係を尊重しつつ
  ▽かつての「政策的米消費拡大」とは質が違う
  ▽地域の食育の拠点となる「トポス=場所」を
  ▽地産地消は栄養学的にみても意味がある
    
7月13日掲載
船橋 利実 北海道議会議員・農政委員長

☆一体的な食料生産体制構築を目指したい

  ▽8年ぶりの農政委員会、環境変化を実感
  ▽社会ニーズと現実とのギャップ、どう埋める
  ▽道営競馬の存続、農政部の機構改革も注視
  ▽期待する方向性が示されるよう努力―基本計画
  ▽認定農業者にとどまらず、報われるフレームを
  ▽農協系統や加工、流通、小売などとの連携も
    
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